ザリガニを釣って食べると命について考える

こんにちは、りゅう(@ryuawaji)です。

先日、小学3年~6年生30名向けのサバイバルキャンプ講座を開催した後、スタッフと2日ほど森の中でキャンプをしていました。

ザリガニを釣って食べる! という新しい挑戦をしてみたのですが、ザリガニを殺してからゆでる? それとも生きたままゆでる? という食べ方の方法で道徳観(倫理観?)の違いを話し合う機会を得ました。

※道徳観と倫理観については、私も曖昧なのでまた別の記事でまとめます。

今回は、昔懐かしいザリガニ釣りの様子や食べ方などを簡単にご紹介しつつ、道徳観の話し合いの様子もお伝えします。

道徳観の話し合いについて先に言ってしまうと、答えは出ず今回は殺してからゆでよう。という話で落ち着きました。

答えのない課題に対して話しながら物事を進めていくプロセスが自然遊びの中では学べるのではないでしょうか。

ザリガニの釣り方

ザリガニの釣り方

今回のザリガニ釣りは、竹ひごにちくわを結び付けて釣るのではなく、網を沈めて釣る方法を選びました。

エサは、ソーセージ。

1泊2日のサバイバルキャンプ講座の間、車の中に置き忘れて傷んでしまったソーセージを網に入れて前日の夜10時頃に沈めておきました。

ザリガニを網から出す

結果は、大漁です!

数匹網に入っていればいいよね。と話しながら網を沈めた場所へ歩いて移動していたのですが、網をあげてみるとびっくりするほどザリガニが(30匹以上)網の中に入っていました。

網の中には、ザリガニのほかに小さな亀が3匹入っていました。

ザリガニを食べる

大量にバケツに入ったザリガニ

まずは、取れたザリガニをより分けます。食べる分だけ、大きいものから選び、残りのザリガニは元居た場所へ返します。3匹の亀も一緒に。

ザリガニをはじめて見た子やはじめて触った子は、恐る恐る棒をバケツに入れ、ザリガニがハサミで棒を挟むのを待ち、挟んだら持ち上げるといった具合でザリガニをより分けていきます。

ザリガニを殺す

次に、ザリガニを森へ持ち帰り水道水の入ったバケツへ移し、泥を吐かせます。

何度か、これを繰り返しお昼にザリガニを茹でる準備を始めました。

ザリガニを生きたまま茹でる? 殺してから茹でる?

日本人とイギリス人の道徳観

今回、一緒にキャンプをしたのはブリティッシュ ブッシュクラフト スクールの校長先生。スクールの名前の通り、イギリス人(写真右、左は私)です。

食べ方について相談している時に、日本人はザリガニ生きたまま茹でるでしょ? 俺たちは殺してから茹でるんだよね。 今回どうする? ってか、その辺どう考える?

という、話になりました。

私は、無意識のうちに生きたまま茹でるつもりでいたので、驚き、あ~確かにね。と、とりあえず返事。

生きたまま茹でた方が美味しくなる、殺してからの方が美味しくなるといった話ではなく人間として生きる価値観を聞かれた気がしました。

例えば、ザリガニの気持ちになり殺してあげた方が楽だろうとか、そんな事を考える必要はないとか、そもそも食べるなとか。いろいろ価値観があると思います。

小学生のころ、道徳の授業で教科書を読み自分の考えを発表する授業があったのを覚えている方もいると思います。

恥ずかしながら、今回の話ではじめてあの授業はこういう状況を作りたかったのだな。と気付きました。逆に言うと、教室の中で架空の話を題材に授業をやるより実体験を元にその場で価値観の違いに気づき考える体験の方が何倍も学びは多いのではないかと感じました。

ザリガニを食べる。そのお味は?

茹でたザリガニ

イギリス人と日本人のザリガニの茹で方の話は、結局、殺してから茹でて食べる事に決まりました。

ザリガニの殺し方、茹でる前にはらわたをうまく取る方法などを1人1匹づつ練習しお湯が沸騰した鍋で茹でること数分。

写真の茹でザリガニの完成です。

お味の方はというと、市販のエビに比べ味が濃い。臭みも市販のエビと変わらない。人によっては市販のエビの方が臭いという人もいました。

が、食の許容範囲(臭いやイメージが美味しい不味いに大きく影響する)が狭い私は、茹でたままでも食べれるけど、できるなら味付けして食べたいな~という感想でした。

おそらく食べ物の臭いがあまり気にならない人や臭いを感じても食べれる人は、味付けなしで茹でただけでも美味しく食べれるのだと思います。

ただし、ザリガニには寄生虫がいるのでしっかりと熱で通してから食べるようにご注意ください。